NEWS
2025.09.30
ANREALAGE SPRING / SUMMER 2026 COLLECTION

【SHOW】
Tuesday, September 30th, 2025 at 5:00 PM
September 30th, 2025 at 25:00(JST)
Tuesday, September 30th, 2025 at 5:00 PM
September 30th, 2025 at 25:00(JST)
ARTISTS OF HERALBONY

タイトル不明
水上 詩楽 | SHIGAKU MIZUKAMI
様々な色でいくつも描かれた扇形と点の模様。複数の扇形を小さいほうから順に重ねながら描いていき、その上に溝引き棒で3列の点を打つ。気持ちが穏やかな時ほど、きれいな筆使いで整列された点になる。はたして、イメージしているものがあるのか、それとも動きを楽しんでいるのか。一体全体、何を感じて描いているのかは彼にしか分からない。自室の壁紙は四方八方どこを見ても自身が描いたロゴやアニメキャラクターで埋め尽くされている。
様々な色でいくつも描かれた扇形と点の模様。複数の扇形を小さいほうから順に重ねながら描いていき、その上に溝引き棒で3列の点を打つ。気持ちが穏やかな時ほど、きれいな筆使いで整列された点になる。はたして、イメージしているものがあるのか、それとも動きを楽しんでいるのか。一体全体、何を感じて描いているのかは彼にしか分からない。自室の壁紙は四方八方どこを見ても自身が描いたロゴやアニメキャラクターで埋め尽くされている。

タイトル不明
山根 孝文 | TAKAFUMI YAMANE
1996年生まれ 滋賀県在住 2015年から『やまなみ工房』に在籍 もともと創作活動に消極的だった彼が、気負いなく作業感覚で取り組める方法のひとつとして、スタンプ押しの活動が始まった。巻いて棒状にしたダンボール紙や紙コップ、ゴム判子等、様々な素材の判子を用いて自分の好きな色を決めて、判子を一つ一つ確実に丁寧に押してゆく。取り組む中で徐々に創作に対する苦手意識から解放され、作品が完成するたびにやりがいや喜び、そして彼の中で創作に対する自信が深まった。 今では内向的な彼が自己表現の一つとして取り組める活動となる。
1996年生まれ 滋賀県在住 2015年から『やまなみ工房』に在籍 もともと創作活動に消極的だった彼が、気負いなく作業感覚で取り組める方法のひとつとして、スタンプ押しの活動が始まった。巻いて棒状にしたダンボール紙や紙コップ、ゴム判子等、様々な素材の判子を用いて自分の好きな色を決めて、判子を一つ一つ確実に丁寧に押してゆく。取り組む中で徐々に創作に対する苦手意識から解放され、作品が完成するたびにやりがいや喜び、そして彼の中で創作に対する自信が深まった。 今では内向的な彼が自己表現の一つとして取り組める活動となる。

タイトル不明
中川 ももこ | MOMOKO NAKAGAWA
1996年生まれ、滋賀県在住。2015年からやまなみ工房に在籍。 当初は自身の名前「ももこ」を何度も重ねて書いていた。その表現はまるで描く感触を楽しむかのように、名前ではなく円を描き重ねるようになった。にこやかに歌を口ずさみながら絵の具やボールペン、色鉛筆を使用し幾重にも円を重ね完成した色鮮やかな作品は、彼女の朗らかな表情を表しているかのようだ。
1996年生まれ、滋賀県在住。2015年からやまなみ工房に在籍。 当初は自身の名前「ももこ」を何度も重ねて書いていた。その表現はまるで描く感触を楽しむかのように、名前ではなく円を描き重ねるようになった。にこやかに歌を口ずさみながら絵の具やボールペン、色鉛筆を使用し幾重にも円を重ね完成した色鮮やかな作品は、彼女の朗らかな表情を表しているかのようだ。

タイトル不明
藤木 淳仁 | ATSUHITO FUJIKI
1994年生まれ 滋賀県在住 2014年からやまなみ工房に所属。
行き交う車を指さし「ニッサン?」「ホンダ?」と問いかける。支援員の名前や、自分の好きな食べ物を繰り返し確認する。
言葉のやり取り一つひとつが彼にとっては他者との接点を持つ手段となる。問いかけに対しての答えが言葉遊びとなり、また相手の思いや様子を確認するための彼には大切なコミュニケーション手段なのである。
その関わりの延長線上に創作活動がある。常に支援員との会話を楽しみながら繰り返し作品制作は行われる。自分が好む自動車や食べ物、人物を言葉にして確認しそれを絵に起こす。彼の表現から生まれるものはすべて慈しむ想いが込められた作品となる。
1994年生まれ 滋賀県在住 2014年からやまなみ工房に所属。
行き交う車を指さし「ニッサン?」「ホンダ?」と問いかける。支援員の名前や、自分の好きな食べ物を繰り返し確認する。
言葉のやり取り一つひとつが彼にとっては他者との接点を持つ手段となる。問いかけに対しての答えが言葉遊びとなり、また相手の思いや様子を確認するための彼には大切なコミュニケーション手段なのである。
その関わりの延長線上に創作活動がある。常に支援員との会話を楽しみながら繰り返し作品制作は行われる。自分が好む自動車や食べ物、人物を言葉にして確認しそれを絵に起こす。彼の表現から生まれるものはすべて慈しむ想いが込められた作品となる。

お城
大家 美咲 | MISAKI OYA
1994年生まれ 滋賀県在住 2013年から「やまなみ工房」に在籍 彼女がいつも大切に持ち歩くBAGの中には、大好きなアニメのDVDやCD、本がたくさん詰まっている。その中にある一冊のぬり絵を取り出すと、いつもの作品解説が始まる。 彼女が描く作品のほとんどは「お城」。それは、ぬり絵に描かれた女児向けアニメに登場したお城をイメージして描いているそうだ。 アニメに登場する主人公3人のキャラクターカラーであるピンク、黄色、水色は作品にも反映され3色を主に使用し、三角形や四角形を規則的に重ね合わせ色を塗り積み上げ城は築かれていく。
1994年生まれ 滋賀県在住 2013年から「やまなみ工房」に在籍 彼女がいつも大切に持ち歩くBAGの中には、大好きなアニメのDVDやCD、本がたくさん詰まっている。その中にある一冊のぬり絵を取り出すと、いつもの作品解説が始まる。 彼女が描く作品のほとんどは「お城」。それは、ぬり絵に描かれた女児向けアニメに登場したお城をイメージして描いているそうだ。 アニメに登場する主人公3人のキャラクターカラーであるピンク、黄色、水色は作品にも反映され3色を主に使用し、三角形や四角形を規則的に重ね合わせ色を塗り積み上げ城は築かれていく。

タイトル不明
中尾 涼 | RYO NAKAO
1998年生まれ 滋賀県在住 2017年から『やまなみ工房』に在籍 元々は紙を切って大好きな扇風機のプロペラ作っては眺めることが好きだった彼だが、職員の書く字を真似たり、窓に指で文字をなぞられたりする様子から、英字新聞をお渡しすると画用紙に模写されたことが絵画に取り組まれるきっかけとなった。英字の他数字の作品も多く、描かれるときは、一切の迷いや躊躇は無く、あっという間に描き終えられ、勢いや力強さが英字や数字の書体にも表れている。文字は色を変えて筆やペン、時には指を用いて何度も上からなぞられることが多く、より作品に深みをもたらしている。最近は文字だけでなく、人物や自分の好きなものを絵にされる作品も生まれ、クールな作風と合わせて彼独特の感性が作品にも反映されている。
1998年生まれ 滋賀県在住 2017年から『やまなみ工房』に在籍 元々は紙を切って大好きな扇風機のプロペラ作っては眺めることが好きだった彼だが、職員の書く字を真似たり、窓に指で文字をなぞられたりする様子から、英字新聞をお渡しすると画用紙に模写されたことが絵画に取り組まれるきっかけとなった。英字の他数字の作品も多く、描かれるときは、一切の迷いや躊躇は無く、あっという間に描き終えられ、勢いや力強さが英字や数字の書体にも表れている。文字は色を変えて筆やペン、時には指を用いて何度も上からなぞられることが多く、より作品に深みをもたらしている。最近は文字だけでなく、人物や自分の好きなものを絵にされる作品も生まれ、クールな作風と合わせて彼独特の感性が作品にも反映されている。

ひろがる
鳥山 シュウ | SHU TORIYAMA
2002生まれ、滋賀県在住。2023年から「やまなみ工房」に所属。
大好きなアニメやゲームのキャラクターを模写する事から絵を描く楽しみを持った少年期から、彼の世界観は更なる広がりを見せるようになった。
細やかで緻密な線の集合体で描かれた動物や風景、妖怪やモンスターのような生き物が楽し気に生活される街並み等、彼の頭の中のイメージそのままが絵に映し出されている。
絵を描く事で人とつながりが生まれ、夢を実現させるための活力であると、彼の創作への意欲は絶える事はない。
2002生まれ、滋賀県在住。2023年から「やまなみ工房」に所属。
大好きなアニメやゲームのキャラクターを模写する事から絵を描く楽しみを持った少年期から、彼の世界観は更なる広がりを見せるようになった。
細やかで緻密な線の集合体で描かれた動物や風景、妖怪やモンスターのような生き物が楽し気に生活される街並み等、彼の頭の中のイメージそのままが絵に映し出されている。
絵を描く事で人とつながりが生まれ、夢を実現させるための活力であると、彼の創作への意欲は絶える事はない。

(無題)
工藤 みどり | MIDORI KUDO
彼女の制作には、瞑想から生み出されるような果てしなさがある。完成形を目指して作り出しているのでなく、思いのままに打っていく点描や短い線の集積に何かを見出し、その世界にとめどなく没入して行く。ある時はふわふわと、夢見るように周囲の誰かに笑顔で話しかけ、またある時は、一人自分の内側の世界に深く意識を沈めてる。そのまなざしは、彼女の心だけに映る何かを追いかけてたゆたう。不思議な空気が彼女と彼女の制作には漂っている。
彼女の制作には、瞑想から生み出されるような果てしなさがある。完成形を目指して作り出しているのでなく、思いのままに打っていく点描や短い線の集積に何かを見出し、その世界にとめどなく没入して行く。ある時はふわふわと、夢見るように周囲の誰かに笑顔で話しかけ、またある時は、一人自分の内側の世界に深く意識を沈めてる。そのまなざしは、彼女の心だけに映る何かを追いかけてたゆたう。不思議な空気が彼女と彼女の制作には漂っている。

(無題)(丸)
佐々木 早苗 | SANAE SASAKI
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。自分の作品への賞賛には興味がなく、制作のリズムを乱されることを嫌う。そのため周囲の人々は、制作中の彼女に話しかける際はタイミングをはかる。一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。佐々木早苗の表現は様々な様式をたどりながら、今なお変化し続けている。
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。自分の作品への賞賛には興味がなく、制作のリズムを乱されることを嫌う。そのため周囲の人々は、制作中の彼女に話しかける際はタイミングをはかる。一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。佐々木早苗の表現は様々な様式をたどりながら、今なお変化し続けている。

埴生の宿
小林 覚 | SATORU KOBAYASHI
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。
初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。
初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。

(無題)(家)
八重樫 季良 | KIYOSHI YAEGASHI
色鮮やかな作品の中に、目を引く四角や丸の白い空間。一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物や乗り物だと知ったら多くの人が驚くだろう。子どもの頃、彼はこの表現様式を誰に習うことなく独創によって生み出す。以来、半世紀余りにわたってただ一つの手法で創作し続け、その作品数は数百点に及ぶとされる。アトリエの一角で、机からはみ出るほどの大きな画用紙に、フェルトペンを握りしめながら大きな定規を巧みに扱う彼の姿からは、何年もの長い年月を感じ取ることができる。
色鮮やかな作品の中に、目を引く四角や丸の白い空間。一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物や乗り物だと知ったら多くの人が驚くだろう。子どもの頃、彼はこの表現様式を誰に習うことなく独創によって生み出す。以来、半世紀余りにわたってただ一つの手法で創作し続け、その作品数は数百点に及ぶとされる。アトリエの一角で、机からはみ出るほどの大きな画用紙に、フェルトペンを握りしめながら大きな定規を巧みに扱う彼の姿からは、何年もの長い年月を感じ取ることができる。

おりがみ
八重樫 道代 | MICHIYO YAEGASHI
水性ブラシマーカーを用い、躍動に満ちた色彩ひしめく緻密な画面を生み出す。
初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳の時。 以来堰を切ったように作品を次々と生み出していった。その後体調を崩し、一時は制作も途絶えたが、数年の時を経て描画を再開。かつての画風とは大きく異なるが、表情豊かな絵を少しずつ描いている。
水性ブラシマーカーを用い、躍動に満ちた色彩ひしめく緻密な画面を生み出す。
初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳の時。 以来堰を切ったように作品を次々と生み出していった。その後体調を崩し、一時は制作も途絶えたが、数年の時を経て描画を再開。かつての画風とは大きく異なるが、表情豊かな絵を少しずつ描いている。

メルケルとジョンソンにジャズドリームを案内するジョムスナカシマ
奥亀屋 一慶 | IKKEI OKUKAMEYA
2002年三重県松阪市生まれ。2015年より松阪市にある〈希望の園〉の村林真哉施設長が週末に開くアトリエ〈HUMAN ELEMENTS〉に通い、絵画制作をスタート。油性ペンでの制作を行っていたが2019年、油彩に転向。2020『第一回アートパラ深川大賞』厚生労働大臣賞受賞。2021年『アウトサイダーアート展Our Life is Our Artそしてその先へ=「THE WORLD」』(東京 GYRE GALLERY)等、出展も多数。
2002年三重県松阪市生まれ。2015年より松阪市にある〈希望の園〉の村林真哉施設長が週末に開くアトリエ〈HUMAN ELEMENTS〉に通い、絵画制作をスタート。油性ペンでの制作を行っていたが2019年、油彩に転向。2020『第一回アートパラ深川大賞』厚生労働大臣賞受賞。2021年『アウトサイダーアート展Our Life is Our Artそしてその先へ=「THE WORLD」』(東京 GYRE GALLERY)等、出展も多数。

ナンバーザウルスの地図
内山.K | K.UCHIYAMA
100種類以上の0.5ミリペンで描かれる「〇〇の地図」シリーズは、ラメペンで描き込まれた箇所がキラキラと輝き、秘密の宝地図のようでもある。作品に下書きは存在せず、まるで細胞が増殖するように生き物や数字、時には鬼をもモチーフを数珠繋ぎで描いていく。そのあまりの緻密さに思わずため息が漏れてしまう。普段は人見知りで寡黙な彼だが、作品紹介を振られると普段の姿からは信じられないほど流暢に語る一面があり、それがなんとも愛らしい。
100種類以上の0.5ミリペンで描かれる「〇〇の地図」シリーズは、ラメペンで描き込まれた箇所がキラキラと輝き、秘密の宝地図のようでもある。作品に下書きは存在せず、まるで細胞が増殖するように生き物や数字、時には鬼をもモチーフを数珠繋ぎで描いていく。そのあまりの緻密さに思わずため息が漏れてしまう。普段は人見知りで寡黙な彼だが、作品紹介を振られると普段の姿からは信じられないほど流暢に語る一面があり、それがなんとも愛らしい。

青春のバラード
森 啓輔 | KEISUKE MORI
1989年生まれ。三重県伊勢市在住。同県松阪市「希望の園」在籍。12歳のときアトリエ「HUMAN・ELEMENT」で制作を始動。17歳から油絵を始め、全国の公募展や三重県展では毎年入選を果たす常連作家。これまでに愛知、岐阜、三重で個展を開催。国内だけでなく、ドイツ、フランス、スペイン、中国、ベトナムといった海外のグループ展にも多数参加。現在の明暗際立つ色彩構成は「希望の園」理事長・村林氏の助言から着想をえて確立したもの。趣味はテレビゲームと本を読むこと。
1989年生まれ。三重県伊勢市在住。同県松阪市「希望の園」在籍。12歳のときアトリエ「HUMAN・ELEMENT」で制作を始動。17歳から油絵を始め、全国の公募展や三重県展では毎年入選を果たす常連作家。これまでに愛知、岐阜、三重で個展を開催。国内だけでなく、ドイツ、フランス、スペイン、中国、ベトナムといった海外のグループ展にも多数参加。現在の明暗際立つ色彩構成は「希望の園」理事長・村林氏の助言から着想をえて確立したもの。趣味はテレビゲームと本を読むこと。

アイドルトレインエキスポ2016
早川 拓馬 | TAKUMA HAYAKAWA
1989年生まれ。電車とアイドルを愛す。キャンバスという大地を、狂気的と言っていいほどの密度で縦横無尽に繋ぐ電車。それらは直線的で、豊かな色彩を作品にもたらす。その中には時に乗客として、時には無数の車体をも呑みこむ大きな存在として、彼の‟推し“のアイドルをはじめとする人間達の姿が描かれる。カラフルなサイリウム煌めく夢のようなライブステージと、孤独な人々が連なり、機械的に通勤先へと向かう灰色のホーム。その両方のイメージを想起させるこの世界観は、まるで現代社会の縮図である。東海地方で個展、東京やドイツ、スペイン、中国などの海外でグループ展にも参加するなど、数々の受賞歴を持つ彼の作品は、見る人を圧倒する凝縮された「好き」が詰まっている。
1989年生まれ。電車とアイドルを愛す。キャンバスという大地を、狂気的と言っていいほどの密度で縦横無尽に繋ぐ電車。それらは直線的で、豊かな色彩を作品にもたらす。その中には時に乗客として、時には無数の車体をも呑みこむ大きな存在として、彼の‟推し“のアイドルをはじめとする人間達の姿が描かれる。カラフルなサイリウム煌めく夢のようなライブステージと、孤独な人々が連なり、機械的に通勤先へと向かう灰色のホーム。その両方のイメージを想起させるこの世界観は、まるで現代社会の縮図である。東海地方で個展、東京やドイツ、スペイン、中国などの海外でグループ展にも参加するなど、数々の受賞歴を持つ彼の作品は、見る人を圧倒する凝縮された「好き」が詰まっている。

注目
澁田 大輔 | DAISUKE SHIBUTA
1995年生まれ。和歌山県在住。動物が好きで、水族館や動物園に行って、インスピレーションを受けている。頭の中で思い描く世界を下描きなしで、思いのまま自由に描くことで生き生きとした作品に仕上がる。
1995年生まれ。和歌山県在住。動物が好きで、水族館や動物園に行って、インスピレーションを受けている。頭の中で思い描く世界を下描きなしで、思いのまま自由に描くことで生き生きとした作品に仕上がる。

ぼくののこころもよう3
古城 貴博 | TAKAHIRO KOJO
大胆な色使いと鮮やかさが特徴。
美術ワークショップに参加してから、日常的にアートに親しむようになる。隙間なく埋める極彩色の抽象画は、見続けていると立体的に見える瞬間があり、多くの人を惹きつける。
大胆な色使いと鮮やかさが特徴。
美術ワークショップに参加してから、日常的にアートに親しむようになる。隙間なく埋める極彩色の抽象画は、見続けていると立体的に見える瞬間があり、多くの人を惹きつける。