1. HOME
  2. - WORK
  3. - COSTUME
  4. - UNIFORM EXPO 2020 DUBAI
WORK

COSTUME

UNIFORM EXPO 2020 DUBAI

UNIFORM EXPO 2020 DUBAI

2020年10月20日(火)~ 2021年4月10日(土)の期間に開催されるドバイ国際博覧会(以下、ドバイ万博)日本館でアテンダントが着用する公式ユニフォームのデザインをアンリアレイジがデザインしました。協賛パートナーは東レ株式会社。
ドバイ万博は、中東およびアフリカ地域では登録博として初めての開催となる国際博覧会です。UAE建国50周年を前に、2020年UAEのドバイにおいて開催されます。

公式ユニフォームでは、人と人、文化と文化、心と心などの「つながり」を表現しました。人の体を原型とした従来のユニフォームとは異なり、男性用/女性用の区分がない球体を原型とすることで、性別やサイズを問わず、多様な体を包み込むフォルムを制作。
真っ白に見えるジャケット・スニーカー・鞄は、再帰性反射素材により、光を纏います。光により文様が浮かび上がり、見る角度により色合いが多様に変化し続けます。

まる、さんかく、しかく、という多様な個性を象徴する記号がつながり、心(=ハート)のモチーフが生まれ、更にハートとハートがつながることで、中東のアラベスク柄と日本の和柄が共存したモチーフが現れます。足元はスニーカーに統一し、ASICS(アシックス)と協業、携行用BAGはPORTER(ポーター)と協業し、帽子はHaute Mode Hirataの平田欧子氏と協業。素材は次の時代につながる環境に配慮した東レの高機能素材を使用しています。

世界中の文化がクロスオーバーする万博の場において、あらゆる境界を越境し、装いが、人と人、そして、心と心を繋ぐ役割を果たすことを願います。ビジュアルのモデルには、冨永愛、UTAを起用。コンセプトムービーは、NIONが手掛け、山口一郎(sakanaction/NF)、青山翔太郎(NF)がサウンドディレクションを担当しました。
スタイリングはTEPPEI、アートディレクションは武藤将也(NO DESIGN)、ビジュアルフォトは亀井 隆司 (W)が担当しました。

名称 : 2020年ドバイ国際博覧会
会期 : 2020年10月20日(火)~ 2021年4月10(土)
出展者数 : 192 ヵ国が参加表明済
開催地 : UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ 想定入場者 : 約2,500万人(見込み)
テーマ :「 Connecting Minds, Creating the Future(心をつなぎ、未来を創る)」

2020年ドバイ国際博覧会公式サイト
2020年ドバイ国際博覧会日本館公式サイト
 

JAPAN COSTUME CONCEPT MOVIE

COSTUME DESIGNER : KUNIHIKO MORINAGA (ANREALAGE)
MODEL : AI TOMINAGA,UTA
SOUND DIRECTION : ICHIRO YAMAGUCHI (SAKANACTION/NF)
SHOTARO AOYAMA (NF)
STYLIST : TEPPEI

ART DIRECTION : MASAYA MUTO (NO DESIGN)
MOVIE : SATOSHI TAKAHASHI(NION) ,TOMOYUKI KUJIRAI(NION) ,
YUSUKE TAMURA (NION) ,SATORU KANEKO
PHOTOGRAPHER : TAKASHI KAMEI (W)
LIGHTING : YASUHIRO OHTE (LIGHT UP)
HAIR : YUSUKE MORIOKA (EIGHT PEACE)
MAKE UP : NOBUKO MAEKAWA (PERLE)

BAG : PORTER
SHOES : ASICS
HAT DESIGN SUPERVISION : OHKO HIRATA (HAUTE MODE HIRATA)

●Jacket
地球のような球体型のジャケット。
性別やサイズを問わず、多様な体を包み込みます。素材は再帰性反射素材を用い、光が当たると文様が浮き上がります。

●Bag
PORTERと協業した携行用BAG。PORTERの定番アイテムとして、1980年代初めから時代を越えて多くの人に愛されてきた2WayHelmetBagのサイズを約50%に縮小し、
携行用BAGとしてリモデル。素材は再帰性反射素材を用い、光が当たると文様が浮き上がります。

●Shirts
光と影の共存を表現した切り替えシャツ。
光と影を生み出す地軸の傾き23.4度で引かれた境界線を境に、半分は光の白、半分は影の黒で切り替えています。

●Bottoms
四角形のボトム。着る人の体型に応じて形を変え、ラッピングスカートと袴パンツが共存するシルエットを生み出します。

●Shoes
ASICSと協業したスニーカー。ASICSの定番アイテムとして、1990年代から時代を越えて多くの人に愛されてきたGEL-LYTEIII(ゲルライトスリー)をベースに、
GEL-LYTEXXX(ゲルライトサーティー)としてリモデル。素材は再帰性反射素材を用い、光が当たると文様が浮き上がります。

●Hat
HauteModeHirataの平田欧子氏と協業した帽子。
今回の制服コンセプトを共有し、モチーフのまる、さんかく、しかくを組み合わせて平田欧子が帽子をデザイン。
通気性・速乾性に優れた東レのダブルラッセルを使用。この素材の特性でもある弾力性を活かし、
平面の帽子をスナップのとめ位置に応じて形を変化させることができました。
スナップを外せば平らになる帽子は男女共通の形です。平らな2つの帽子を重ねるとハートが浮かびます。