1. HOME
  2. - WORK
  3. - DORAEMON×ANREALAGE 22世紀の“すこしふしぎ”な日常服
WORK

DORAEMON×ANREALAGE 22世紀の“すこしふしぎ”な日常服

12月12日発売、Casa BRUTUS特別編集『大人も読みたい藤子・F・不二雄100』の特集企画にアンリアレイジが参加。ドラえもんが生まれた22世紀の“すこしふしぎ”な日常服をデザインしました。


【1】青ざめるファーコート / Turning Blue Fur Coat

ドラえもんが青い理由については諸説ありますが、ネズミに耳をかじられてショックで青ざめたというエピソードが好きで思いつきました。紫外線を当てると色が変わるフォトクロミック素材を用い、屋内では黄色、屋外に出ると青に色が変わります。ベルトはドラえもんの首輪と同じ赤にしました。


【2】光の着せ替えシャツ / Glowing Dress Up Shirt

真っ白いシャツに、スポットライトを当てると赤青黄白のドラえもんカラーの水玉と鈴が浮かび上がる。これは、再帰性反射材といい、反射した光が光源にまっすぐ帰るという特性を利用しているので、光源の近くに目を置くと最も鮮やかに見える。着せ替えカメラのように、スマホのライトをつけて、〝すこしふしぎ〞な着せ替えを。


【3】球体専用シャツ / Shirt for ball

球体に着せる服というのは、これまでのコレクションにも登場していました。人の体には合わないかもしれませんが、22世紀にはこれにフィットするロボットが出てきているかもしれません。ボタンを下まで閉めると球体になるという「ボールシャツ」がドラえもんカラーになって登場。


【4】友情パッチワーク / Friendship Patchwork

みんなの友情がONEPIECEに。のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫といったドラえもんの主要キャラクターの洋服に、スモールライトを使ったら…。「もしもスモールライトが使えるようになったら、すでにある洋服をパッチワークでつないでいくことで、新たな洋服を生み出せるのではないか」


【5】影纏いTシャツ / Dress in a Shadow T-shirt

実体がなく、決して捕まえられない〝影〞をその場に留めておけるドラえもんのひみつ道具「影ぶんちん」を現実のものとしました。Tシャツフォトクロミックの技術を用いており、太陽光の下に出ると影が濃くなり、室内に入ると5分くらい影が残り、やがて消えていきます。


【6】四次元ポケットDRESS / 4D Pocket Dress

四次元ポケットには〝すこしふしぎ〞が詰まっています。これは物を入れるためのものではなくて、ファンタジーの世界へと繋がる扉のようなもの。スケールを変えることで四次元ポケットに人が入るDRESSを作りました。両手を広げると四次元ポケットですが、手を下ろすと地球の重力でドレープに変わります。


Photo: 小川真輝 @ogawamasaki_ph